ハンドメイズテイル侍女の物語 シーズン1 第7話 「向こう側/The Other Side」【TheHandmaid'sTale】

2018/04/01

SF Simoom ハンドメイズテイル侍女の物語 ハンドメイズテイル侍女の物語 シーズン1 海外ドラマ 近未来

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あらすじ




2018年2月28日(水)~Huluでシーズン1日本初配信 (全10話)

(2018年2月28日(水)1~3話一挙放送、以降毎週水曜日に1話ずつ追加配信予定)

 

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第7話「向こう側」

ルークは、ジューンとハンナを乗せ車を走らせた。
しかし逃走むなしく、車は路肩にはまってしまう。
車を捨て2人を先に逃がすと、
慣れない手つきで銃に弾を込める。

「出して。6発。込めて起こす。急げ...出して」

だが腹を撃たれ倒れ込んだのはルークの方だった。

事故

捕われ、救急車で搬送されていたルークだが、
突然、救急車が横転し転落してしまう。
ベッドに固定されていたのが幸いし、ルークは無事だった。
ルークは、銃と薬、ジャケットを奪い再び逃走した。

しばらく歩くとさっき乗り捨てた車を見つける。
更にジューンとハンナが逃げた方へ急ぐと、
2人の荷物が散乱しているのを見つけた。

廃墟と化した街に辿り着く。
壁には落書きがあり、動かなくなった車が放置されていた。
”性の反逆者””同性愛者に死を”
一軒の店に入る。ここも荒れ果てていた。
物が散乱した店内で食べ物を見つけ、口に入れた。
銃を手にその場にしゃがみ込むと、いつの間にか気を失った。


出発(回想)

運転席にルーク、助手席にジューン。
後部座席でハンナが寝ている。
外には、黒い車と黒い服装の政府の男たち。
ハンナの様子を見たルークは、睡眠薬が多かったか、と心配する。

モイラはすでに徒歩で脱出した。
それを思うとジューンは、遅きに失した感を拭えずにいた。
ルークは、子連れでは無理だったと慰めるのだった。


移動(回想)

待ち合わせ場所には男が待っていた。
母の知り合い「ウィットフォード」だ。

「恩返しだ。お袋さんがパイプカットをしてくれた。違法になった後にな」
とジューンに言う。

持ってるだけで居場所がバレる、とケータイはその場で踏み壊された。
小さなバックパックでさえも置いて行くように言われる。
逃亡を勘繰られてしまうらしい。
ルークは、これだけは、と小さなアルバム抜き出した。
ハンナもトランクへ移動させるよう言われたときはさすがに抵抗したが、
無事逃げ切るためにはやるしかない。3人はトランクに入った。

移動中の暗いトランクの中。
サイレンが鳴り...近づき...通り過ぎるのが聞こえる。
心配で落ち着かないジューンを、ルークは子供をあやすように宥めた。
落ち着きを取り戻したジューンは、
「昔借りてた狭い部屋覚えてる?このトランクの方が広い」と冗談を言った。

再びサイレンが響き...今度は停まった。
ジューンとルークは顔を見合わせる。
息を潜めていると、突然、光が差し込んだ。
政府の男がトランクの中を覗き込んできた。

「異常なし、不審な者はいない」

意外な言葉に2人が驚いていると、
男に代わってウィットフォードが姿を現した。
「大丈夫だ。奴には貸しがある。奴の妹を昔プロムに連れてってやったんだ」
もうすぐ着くからと言うとトランクを閉めた。


隠れ家(回想)

ウィットフォードの家に到着した。
隣の家々は数キロ離れている。

ルークは、ウィットフォードにこの後の展開について尋ねると、
「ここで待機だ。国境まで警備が厳しい。女は狙われる」と言われる。
銃は使えるかと訊かれ、リボルバーを取り出した。

「ラッチを操作しシリンダーを出す。」
「薬きょうを捨て6発弾を込める」
「撃鉄を起こして撃つ」
と言いながら構える。

ウィットフォードは「カナダでパスポートを調達してくる」と言う。
アメリカ合衆国のものはもはや何の役にも立たないのだ。
「戻って来たら、北にある魔法の国へあんたらを無事に送り届けてやる」
ウィットフォードが去った後、
残された銃を手に取り見つめるルークだった。

迷子

まばゆい光に照らされて、ルークは目を覚ました。
何者かがルークを激しく蹴ってきた。
別の女が制止し、ルークに銃を向けた。
「仲間は?」
どうやらルークが着ているジャケットのせいで、勘違いされているようだ。
「俺は”守護者”じゃない」
捕まったが車が事故った、今着てる服は死んだ守護者の物だ、と説明する。
更に、撃たれたこと、奪われた妻子をこれから助けに行くことも話す。
女は傷を確認すると、ルークを一緒に連れて行くことにした。

「ガソリンは補給した。早く移動しよう」と仲間の男が来る。
「手を貸して」
「また迷子を拾うのか。いい加減もう止めないと」
「あんたで懲りたのにね」

ルークは、自分は行けないと抗ったが、車に乗せられてしまった。

車の中

女がルークの腹から弾を取り出す。
女は「ゾーイ」と名乗った。
「抗生物質を。傷がばい菌だらけだった」と点滴を取り出し、
「カナダに着くまでこのままね」と言う。
ルークは、妻子を助けに戻る、と起き上がろうとする。
「外は、”守護者”だらけだ」
「今は、手当が先よ」
そう言うとゾーイはルークの腕に針を刺した。

男の一人が、「軍人の子と迷子が2人。それにゲイと修道女」とメンバーを説明する。
修道女が「クリスティーン」
運転手は、「ライラ」
ゲイは、「ピーター」
さっきルークを蹴った女は耳に赤いタグがある。
彼女の名前を訊いてみたが、
「名前は分からないの。何も話さないの」とクリスティーンが代わりに応えた。


ルークは、隠れ家でのひと時を思い出していた。
ジューンとハンナが朝食のパンケーキを作っていた、あの穏やかなひと時を。


悲痛な叫び声で我に返る。
赤いタグの女だ。
ピーターとゾーイが宥める。
「ゾーイがサウスカロライナの基地に駐留してた時、
ある訓練センターの噂を聞いたそうよ。」とクリスティーンが話し出す。
「D.C.陥落後に、ゾーイたちはある高校に侵入し。
軟禁された女たちを発見した。皆、子供を奪われてた」とピーター。
「ゾーイは彼女を助け出したの。何とかね」とクリスティーン。
「他の女たちは救えなかったらしい」ピーター。
「彼らの狙いは、子供を産める女性よ。女を集めてる」クリスティーン。


見つかる(回想)

ジューンとハンナと湖に出て石投げをするルーク。

そこに突然、犬が吠えかかって来た
犬の後ろから猟銃を肩にかけた男が出て来る。
「ジョー」と名乗った男は、
人がいるとは驚いた、邪魔して悪かった、と言うと立ち去った。
ジューンとルークは危機感を覚えた。


ルークは目を覚ました。手にはハンナのウサギを持っている。
車の中だ。
カナダへ向かっていることが分かり、
再び、娘たちを助けに行く、と抵抗する。
銃をチラつかせるゾーイに、ルークは仕方なくおとなしくなった。
腹の傷が痛む。
ピーターが、海岸へ向かうから船で戻ればいいと言う。
赤いタグの女はビールの栓を抜いてルークに渡した。
ルークはそれを取り礼を言ってから反対側へ向いた。


逃げる準備(回想)

逃亡の支度するルーク。
銃を持っていることに気づいたジューンに、
「備えは必要だろ。念のためだ」と言い聞かす。
ジューンは自分にも使い方を教えて、と言う。
「いいか、シリンダーを出して、6発弾を込める。
元に戻して撃鉄を起こして撃つ」
「分かった、これを出して...」

人の気配に2人は振り返る。
銃口を向けるジューン。
昼間会ったジョーだ。

「俺は、味方だ」と言うジョー。
「連中に追われてるだろ。無線で聞いた」と言い、
幹線道路は避けた方がいいと助言する。
どうする?
ウィットフォードを待つべきか...。
すると、ジョーが彼は死んだと言う。
捕まって縛り首になった。面白い男だったのにと。
ジューンが銃を下ろす。
「警備が厳しくなってる。キャンベルポンドロードを行け。
友人に連絡しておいた。国境で落ち合え」
ジューンとルークが礼を言うと、
「いいんだ、ひどい世の中だよ」


別れ

朝になり、目的地へ到着した。
車から降りようとするルークにクリスティーンが祈る。
「主があなたを家族の元へ導きますように。主は見捨てない」
皆が別れを惜しむ。
ひとり歩き出したルークに、ゾーイが、
見せたいモノがあると追ってきた。

後を着いて行くとそこは、教会だった。
「この街は抵抗して女たちをここに隠したの」
異臭が漂う教会の2階へ上がり天井を見上げると
無数の死体が吊るされていた。
ルークは目を背け吐き出しそうになりかがみこんだ。
「どの街でもそうよ。抵抗したらこうなる」
それでもルークは、家族を助けなければならないと言う。
「カナダへ行って合衆国政府の力を借りたら?」と説得するゾーイ。
「戻ったら、あなたは死ぬ。家族を救えなくなるのよ」


国境越え

夜になり橋の下に集まる。
ルークも一緒だ。
「彼も行く」と皆にゾーイが言う。
「賢明だ」とピーター。
「無事を祈ったのがムダになった」とクリスティーン。
「ニュー・ブランズウィックまですぐよ」とゾーイが言う。
船に乗り込もうとすると、船長が「待て、5人分の代金しかもらってない」と言い出す。
分かったとルークは、荷物の中からモルヒネとパーコセット(鎮痛剤)を出した。
「話が分かるね、他には?」と更に要求する船長。
仕方なくルークは指からエンゲージリングを外した。

ルークは、赤いタグの女に手を貸し船に乗り込ませた。
その矢先、暗闇から銃声が響いた。
まだ岸にいたゾーイたちも応戦するが、撃たれてしまう。
船はそのまま出航する。
弾の雨降る中を。
ルークは泣き叫ぶ赤いタグの女を抑え、
弾に当たらないよう伏せさせた。


リトルアメリカ/トロント/カナダ

3年の月日が流れた。
ルークは、赤いタグの女と一緒だ。
「お茶だ。コーヒーはなかった」と言うと女は不服そうだ。
「俺は、配給係じゃない」
お茶を渡し、ルークは「お礼は?」と言う。
相変わらず女はしゃべらなかった。
「外もいいだろ。停電は直ったらしい」
家へ戻ろうとする女に「ダメだ。また一日中部屋に引きこもる気か」と言う。
ケータイに電話が鳴る。
「来週のお約束ですが、今日に変更してもらえます?」


とあるビル

館内の壁にはびっしりと尋ね人の張り紙や写真が貼ってある。
「ルーク・バンコール」
「はい、”タッピング”さん?」
「レイチェル」と呼んでと言われる。
部屋に入るやルークは資料を見ながら早々に話し始めた。
「...あなた方は高校に狙いを絞ってますね。2、300人を人目に付かぬよう隠すには...」
「ジューン・オズボーンを?」
唐突にレイチェルが切り出した。
「31歳で金髪、ボストン出身」
妻です、と応えると封筒を手渡された。
中からメモ書きが出てくる。
レイチェルが、メキシコ通商代表団の協力者が、
3週間前に手に入れたものだと伝える。
「彼女は生きてる?」
「ええ、そのはずよ」
ルークは必死に涙をこらえ、「少し時間をもらえますか?」と言う。
レイチェルは、「もちろんよ」と言い部屋を出た。
メモを見返し、
こらえ切れずに流れる涙を幾度もふき取るルーク。
喜びをかみしめる。
メモに書かれたメッセージを呟きながら...

(愛してる とっても ハンナを救って)

MUSIC:Nothing's Gonna Hurt You Baby/Cigarettes After Sex


               (YOUTUBE/Cigarettes After Sex - Nothing's Gonna Hurt You Baby)


かんそう

「ガンバレルーク」の回でした。
ルークさん怒涛の展開。
こんな状況、想像するだけで、苦しくて辛くてどんよりしちゃう。
自分は無理だわぁ~。へこたれますわ。
よく諦めずに頑張れるなぁ。
まぁ、諦めたらそこでドラマ終了ですけど。
この回でようやくキュートなハンナちゃん完全お披露目。
かわうぃいねぇ!
けど、パパのDNA強し!
ジューンと親子って感じがしないのは私だけ...?
さすがアメリカ。朝食はやっぱりパンケーキなのね。
うまそ~。久しぶりに焼いてみるか?
パンケーキといえば、初めて七里ガ浜の『bills』のヤツ食べたときは
びっくりしたなぁ。ふわっふわ~ん。
そんな『bills』もあっちこっちにポコポコ出来て、他のお店でも作られるようになって、
今はもうあのタイプのパンケーキも一般化しちゃったね。
ちなみに私の朝食はフルーツとヨーグルト。ヘルスィー、ってどうでもいいか。

あの政府の役人みたいな男たちは、”守護者”って言われてるのか。
なにを守護してるのだ?
これも聖書からの引用でしょうか。
聖書はよく知らないからなぁ。
このドラマは特に聖書絡みだからそういうこと多い。
この機会に聖書でも読んでみようか。たぶん読まないけど。
新約より旧約のほうが面白いって言われてますよね。
旧約は物語だからって。
そんな程度の知識。

ウィットフォードは謎すぎる。
ジューン母の知り合いだったようですが...
「恩返しだ。お袋さんがパイプカットをしてくれた。違法になった後にな」
なんで自ら?冗談?皮肉????つーかイタイ~!!
ケータイ壊して、小さいバックパックまでも捨てていけって...
どんだけよって感じがこの状況の厳しさを物語ってますよね。

あと、車のトランクってあんな広いんだ!
『ウェイク』じゃないのに?
事件モノのドラマとかで、
よくトランクルームに死体が入ってたりするけど、
1体しか入ってるの見たことがなかったから。
一人用(?)だと思ってた。
家族3人入るんだ~。
トランクって、中からは開けられない仕組み?とか考えてると...
閉所恐怖症気味の私は胸が苦しくなってきます。
「くらいよ~せまいよ~こわいよ~」

ジョーの味方展開は意外でした。
絶対に絶対に密告者だなと思わせといて。
まぁ、そんなに役に立った感はなかったけど。
でもこれもホントかな?
ウィットフォードもホントに死んだの?
ジョーもパイプカット男もホントのホントは密告者なんじゃないの~?
なんせそんなドラマですから。

ここで、ジューンは銃のスキルを手に入れましたね。
「ワックス塗る!ワックス拭き取る!」
いや
「シリンダー出す!6発弾を込める!元に戻す!撃鉄を起こす!撃つ!」
忘れちゃだめよ。

赤いタグの女は、
トラウマがひどすぎてしゃべれないのか。
恐怖で暴れ出すほどのトラウマって...
この人はジューンが送られる前に脱出したみたいだし、
知り合いではないみたい。
何をきっかけにしゃべりだすのか楽しみです。
井戸水かな?

ゾーイ、これから活躍するキャラなのかと思ったら
早くも撃たれてしまった...
ピーターとクリスティーンもだめだった?
船に乗り込むとこ見なかったし...

何はともあれルークはピンピンしてた。

さてさて、どうする?ルーク。
お前のフォースを見せるんだ!!


(イラスト&文:Simoom)

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