Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン5 第4話「美しさの秘密」

2017/04/22

MajorCrimes重大犯罪課 MajorCrimes重大犯罪課 シーズン5 Simoom クライム サスペンス ジェーン洞

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あらすじ


2017年3月31日~FOXjapanにてシーズン5日本初放送(全21話)

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プラスティック殺人事件


フリンは、プロベンザとバズを連れてある物件に来ていた。
自分が目をつけた物件をシャロンに見せようと、ビデオ撮影をしながら内見する為に。
もちろんカメラをまわしているのはバズ。


シャロンに良くアピールしたいフリンは、壊れたスプリンクラーを無視して玄関先でポーズをとる。



フリンとシャロンとラスティの、3人で暮らす為の家だ。
賃貸ではない事に驚くプロベンザ。
不動産屋のヘザーに、金利が低い今が買い時と言われたのだという。
だが、今案内している担当はヘザーではなく男性だ。

そのヘザーのセクシー写真つきパンフレットをバズが見つける。
手段を選ばないやり方をしているヘザーを同業者が「刺激的だ」とうまく表現した。

そのパンフをバズが撮影しようとすると、フリンは無言で奪って止めさせた。

案内は続き、庭に出るとバズが何かに気づき、ビデオをフリンに渡して突然プールに飛び込んだ。

プールに女性が浮いていたのだった。

ヘザーだった。


チーム到着。
犯人の心当たりを不動産屋に聞くが、身体を使う事もあった仕事っぷりに、ビッチだと本音が出る。
敵は多そうだ。

タオが引きずった跡を見つけて、バズに撮影させる。
すると、その近くにある庭のキッチン付近にプロベンザが引っかかり、それも撮影させた。
理由は分からないが、気になったのだった。


ケンダルの見立てでは、死体がプールに浮いていたという事から、死後12時間は経っているだろう。
死亡推定時刻は午後9時以前。

荷物は手つかずなので強盗ではない。
荷物から、この家の内覧会の参加者が7組いる事を知る。

モラレスの検死によると、ヘザーの10%は作り物だという。
調べればもっと出るかもしれない。

死因は、後頭部の線条骨折。
重くて平な物で後ろから殴られた。
そして、気絶した状態でプールに入れられた。
水に入らなければ死ぬことはなかったかもしれない。

なぜ重犯課が担当する事になったのか、とシャロンが素朴な疑問を言う。
遺体発見現場のせいではとサイクスが言うが、シャロンにはまだあの家の何が特別なのかはわからなかった。


ビデオ・チェック


署に戻ったフリンから、家に居た理由を聞くシャロン。
見たいなら、とフリンは言うが、どのみち事件の為に、ビデオを見る羽目になってしまった。

被害者はヘザー・S・ラッツ。
過去のパンフを並べるだけでも変貌が激しい事が分かる。
自分にも満足しなかったが、他人にもそういう傾向があったようだ。
家主、元同僚、整形外科医を訴え、尻の事で4件の民事訴訟も起こしていた。
豊尻、と聞いてつい「どうりで」と反応してしまったフリンを、隣に居たシャロンがじろりと見る。
慌てて言い訳をするフリン。

他地域の業者への暴行が起きていない事から個人的攻撃だと判断。
ヘザーの携帯を調べるも、特に何も手がかりはなかった。
プロべンザは携帯をタオから受け取る。

夫はおらず、8歳の息子が両親宅に。
と聞くとプロべンザはすかさず「手術で忙しかったんだろ」と嫌みを言う。

発見時のビデオを見返すと、タオが尻だけが浮いているのに気付く。
「シリコンで身体が浮く?」

するとフリンがまたつい「面白い、胸で浮いたのかと」と言ってしまう。
またしても慌てて取り繕った挙句良く知らないと誤魔化すフリンに、シャロンは「ほんと誰が知ってるの? 豊尻訴訟について調べましょ」と聞き流してあげた。

プロべンザは購入希望者7組を呼び出した。
入札を競ってるから容疑者と考えるか……。

フリオとサイクスは両親を任される。

そして解散後、シャロンはバズの勇気ある行為を褒めるのも忘れなかった。
うれしそうに礼を言うバズ。

プロべンザは去り際のフリンに、本気で家を買いたいかと確認する。
「ああ、人生が変わる」
と乗り気なフリン。
「だったら俺に任せろ」
と、ヘザーのセクシー写真がでかでかと貼られたスマホを振って見せた。


7組の内覧者


ヘザーがプールに浮いているビデオを見て驚く参加者達。
プロべンザは犯人も絞りつつ、購入者を減らそうと、脅して攻めるつもりのようだ。

質問を書いた紙を配り記入させる。

すると、1組の夫婦がもめ始める。
夫がヘザーと浮気していたというのだ。

さらに、事件の捜査の影響による住宅購入の遅延には責任を負わない、と誓わせ、どれくらいかかるのかと言えば、3年以内とビビらせる。
早く自白すればすぐ終わるぞ、と。

さらに全員に指紋もとらせ、効果は抜群のようだった。


違法手術


モラレスが、10%といったが15%だったと訂正に来た。
紙袋から無造作に中身を広げると、ヘザーの身体に入っていた詰め物のほとんどが未認可だったという。
違法手術も何度もしていたのだ。

合法であれば簡単に追跡できるが、違法となるとそうではない。

するとタオが、韓国は美容整形大国だと言う。
しかし瘢痕から見てほとんどが過去8年以内だが、その間ヘザーは海外旅行をしていなかった。
手術は国内。

そして、豊尻の袋は浮くと言う事がわかった。
水に落ちた瞬間から浮いていたはず、となるとケンダルの言った死亡推定時刻は……間違いとなった。

その時タオがわかった、と大声を出す。

ヘザーはメールで苦情を出していた。
それは物件絡みかと思っていたが、尻だったのだ。
「YOUの責任で治して」
この「ユー」は、人の名前ではないか、と。
自動修正がかかって「YOU」になっていた事に気づく。

すると、アドレスからDr. joon Yuを発見。
しかし、医師データベースにその名前はなかった。
同住所にジョセフ・ユーという人間が住んでいるので調べに行く。


ジョセフ・ユー


プロべンザはヘザーの携帯に掛かってくる電話の対応もたびたび受けながら、仕事をしていた。
ジョセフ・ユーの家に行くと、女性が出てきてフリンとプロべンザを見て即座にボトックスの予約はいっぱいと言われる。
しかも、2人のボトックスをするには、今の在庫では足りないらしい。
ロス市警である事を告げると、すぐ呼びますといいながら女性は裏口から逃げて行く。
それに気づいたプロべンザはバズに追わせ、家の前で、トムとジェリーの追っかけっこ状態になるバズ。

待合室では、ポーラ・パウンドストーン(お笑いタレント本人)が居てビックリするフリン。

手術室に入り、現場を押さえる。
片言の英語を話すが、それは芝居だった。
その方がビジネスに有利だから、とすぐに認める。

ドクター・ユーは無免許である事や偽証していた事にも、悪びれずかなりチャラかった。
ヘザーのカルテを回収するが、ただでフェイスリフトするからもろもろ黙っててと、取り引きを持ちかける。
鏡を見て、と手鏡を見せられうっかり見入ってしまうフリンとプロべンザ。

ヘザーはドクターの事情を知り、脅して金を払わず手術をしていたようだ。

ヘザーのカルテの緊急連絡先には2名の男性が。
それが何かとプロべンザが言うととタオは、2人とも間柄が恋人だ、と言った。


悪魔の家


家の評判を落としたいプロべンザはテレビ・ニュースのインタビューでもノリノリだった。
悪魔の家と言って、事件を過剰に恐ろしく見せていた。

それをバズと見ていたラスティ。
現場にも行った事のあるバズに、正直言ってこの家どう? と聞く。
あまりピンと来ていないようなラスティに、5年前の君の所より格段にいいとバズは言う。
今の家で十分幸せというラスティだが、バズが飛び込むシーンが出ると何故飛び込んだのか、とバズに聞いた。
「他の誰かが飛び込んだら死体が増えるだろ」

そこに、フリンとプロベンザが入ってくる。
自分のどアップで一時停止になっているニュース映像に、ジョージ・クルーニーだと喜ぶプロべンザ。

バズは、あの家の事をききたいなら僕じゃなく2人にきけ、とラスティにアドバイスをした。
そのアドバイス通り、フリンが1人で居る所を声をかけるラスティ。
新居に自分の存在が邪魔なのではないか、と心配をしていたようだった。
だが、フリンの口からはっきりとそんな事はないと聞き、事件が解決したら3人で見に行こうと言われる。
安心はしつつも、あの家には少し不満があるよう……?


クレイグ・コンリー


ヘザーの恋人のうちの1人。
先月まで、養育費として毎月1000ドル送ってた。
お陰で預金は半分に。
ヘザーの死を知ると「最高!」と答えた。

ヘザーにすべてを奪われたから。
キャリア、昇進、それに伴う給料も。
世界一愛する息子も。

仕事は、サレダという化粧品の販売。高級品らしい。
営業成績がよく、すぐ昇進した。
だが、息子と離れたくないから昇進を蹴ったら、ただの店長に逆戻り。
養育費2か月分を払わなかったら、ヘザーは父親じゃないとも言い出した。
出生届に名前がないとも。

それは息子に会う権利がないという事だった。
実父確定検査の結果も陰性が出てしまった。

しかしその担当医が、ドクター・ユーだと聞いて、一気に怪しくなる。
再検査をすることに。

ヘザーの両親は良い人で、関係は良好。

うっかりいつもの調子で、サイクスにサレダをすすめて自己嫌悪に陥るコンリーは、良い人そうだった。


ドナルド・アーウィン


歯医者でヘザーのもう1人の恋人。
息子は、乳歯の生え方で自分の子だと確信している。
毎月仕送りをして治療代を無料にしているのが援助だった。

という事は、ヘザーは2人から養育費をとっていた事になる。

ヘザーの両親が親権を取る為ヘザーと争うが、自分は放棄するというアーウィン。
だが、養育費は払い続ける。

となると、祖父母の親権取得を阻むのは実の娘ヘザーだけのようだ。

祖父母の家を訪ねる事に。


ヘザーの両親


荷物をまとめてキャンピングカーで慌てて出て行く様子。
リノへ行くという。

娘を詐欺師呼ばわりして、娘だとは思っていない感じの両親。
確かに見た目から変わってしまった。

孫の父親については、立派な男性だったのに、ウソだったというから不安だと。
いつか妻子のいる男が奪いに来るんじゃないかと怯えていた。

リノ行きを止める権利はないが、孫は親権がいない以上保護施設で預かる事になるというと大騒ぎになる。

孫を育てる環境としては十分だと思えるだけに、何か手段がないのだろうか……。
そこへシャロンに、タオからの電話が入る。


凶器発見


プロベンザの勘が当たっていた。
凶器は庭のキッチンに置かれていたグリルプレス。(平たいアイロンのようなもの)

パンフとビデオで、並んでいる時の向きが違う事に気づいた。
高級洗浄液の付着も。
普通なら料理器具には使わない。
高級化粧品だったらコンリーだろう、とエミリーが言うが、そうではなかった。
医療用で、厳密に言うと歯科で使うものだった。

その時ちょうど、ヘザーの携帯に歯医者の妻から電話があり、プロベンザが受けていた。
ヘザーに自宅の見積もりを頼んでいたそうだ……。


歯科医


改めて、アーウィンにヘザーが妻に渡していた名刺を見せる。
見覚えはあるが、妻と接触していた事は初耳だと言う。

ヘザーの狙いはお金だろう。
名刺を渡したのも、接触していることを知らせる狙い。

そう言うと、金は問題じゃないと言う
ただ、妻にはヘザーとの関係を知られなくなかった。

隣の部屋で、押収したPCを調べると、アーウィンがヘザーのサイトをチェックしていた事が判明。
内覧会をしている事を知っていた。

すぐさまシャロンは、その事を告げる。
ウソをついても携帯を見ればわかる、と脅しながら。

でも謀殺だとは思っていないと、やんわり切り出すシャロン。
「殺意がわからないもの」
プロべンザも、家に向かってた時は殺すつもりはなかったんだろう、とシャロンのノリに合わせ出す。
「我々の考えを裏付けるには話してもらうしかない……」

すると、もちろん殺す気はなかったと、あっさり認めるような事を言い出すアーウィン。
「でも、何も言ってないのになぜそう考えてる?」
「それは……、凶器を持ってなかったから」
プロべンザがシャロンの意図を組み、続ける。
「裏庭で口論し、彼女に背を向けられた君は一瞬カっとなってグリルプレスを握り、振りかざした。
その後、医療用の洗浄液で洗った……」
すると、アーウィンはあっさりその通りだ、と認めた。
ついでに罪を軽くしようとするのか「殺すつもりはなかった」とも。

だが、シャロン達はまたしてもやんわりと追い詰める。

「信じるわ」
「しかしほら、問題がある」

こうして、ヘザーを引きずって移動させ、気を失っている間にプールに投げ込んだ事も認めさせた。

検事は隣室で、第1級殺人罪を見立てた。


解決後


バズを呼ぶプロべンザ。
父親の事件と関係がありそうな資料を調べてまとめておいたと言って、資料を渡す。
ビデオを見たが初犯の手口じゃない、と助言をするが、今のバズは目の前の資料の山に途方に暮れているようだ。


ヘザーの息子と祖父母が来る。
そこに、コンリーも。

DNA判定の結果、コンリーが本当の父親だった。
安堵して抱き合う家族達。

そんな父と息子の抱き合う姿を、遠くから和やかにバズも見ていた……。


内見


フリン、シャロン、ラスティの3人で改めて内見に来ていた。
今では、プロベンザのお陰で誰も購入希望者はいないという。
プロベンザが初めて幸運をもたらした! と喜ぶフリンだが、1つお知らせがあると言われる。
黒カビを見つけた、と。
2人はたちまち拒否反応を示し、家を出て行った。
さすがプロべンザだと言いながら。



かんそう


今回はかなりの、お遊び回というか、ここ数回重めなお話しが続いたせいか、全体的におふざけの多い、楽しい回でした。
ファン・サービスが凄いですよね~。

レギュラーのおふざけはもちろん、容疑者がコスメをお奨めして自己嫌悪しだした時には、完全に狙ってる! と思ってしまいましたが、あれはコンリーが悪い人ではないよ、って事を知らせる意味もあったんだと思いますw

ドクター・ユーのちゃらっぷりとか、リフティングとか、そもそもボトックスが足りないとかってw
悪ふざけがいいですね~。

とにかく遊びが多くて、もう全編にちりばめられているので、何処がというよりも全部が楽しかったです。

シャロンと(アンディ・)フリンのいわゆるシャンディ・サービスもたっぷり!

今回程、イラストの発注に悩む回はないかも! という程描いて欲しいシーンが沢山でした。
でもシャンディはこの先もきっとある! と信じてw

私はもう、しょっぱなの「タラー!」でこの回大好き! って思いましたw

後は、プロベンザがヘザーの携帯にナチュラルに出て処理してる姿とか、バズがラスティにはちょっとジョーク言ってたりとか……。

書き出したらきりがない!

そんなノリのおかげで、最後の尋問までもがコミカルに進んで行きました。

これは何かの祭り……なんでしょうか?

最後もしっかりハッピーエンドで、お気に入りの回になりました。


次回はこちら

登場人物はこちら

前回はこちら

(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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